top of page
執筆者の写真Kenta Kamiyama

ローマ紀行 1日目

6日間という短い期間なので1日ずつ記しています。

1日目(長文です)

フィウミチーノ空港に到着したのは午後22時半。

この時間になるともう電車は走っておらず、ぼったくりタクシーに乗るかバスしかローマ中心地に行く方法がない。

いつも不安になるローマの夜。

でも今回はTAMというローマ行きのバスがあることを、乗り継ぎ場所のブリュッセルで見つけ9ユーロで市内まで行くことができた。(深夜にローマにつく場合はこれがおススメ!)

通常50ユーロほどで空港から市街地まで行けるのだが、100ユーロくらいは平気でふっかけられるらしい。

それと向こうの人たちの運転はとにかく荒い。いや、全員ではないが恐怖を覚えるほどである。

TAMバスに乗るも、高速道路が標す最高速度が100キロ。恐らくあの僕が乗った大型バスはそれくらいスピードを出していたように思える。

お陰で20分くらい早めにテルミニ駅(東京駅みたいなところ)に着いてしまった。

このテルミニという名前。

termine(終着などの意を持つ)という名詞の複数形である。

動詞はterminareと言う。

割と単純な名前。東京駅もそうか…

ここから、北イタリア・南イタリアに行くことができる。

着いたのは良いがこの駅周辺もちょっと治安が悪い。

なぜか駅前にあるマクドナルドが夜徘徊する輩の溜まり場になってるっぽい。そして同駅の脇には移民であろう人たちが毛布に包まり寝ている。

駅に降りてからすぐそのような光景を目にするわけだ。複雑な気持ちだ。

友人が迎えに来ると言うので、30分ほど駅前で待機していたが、その辺には輩どもがいて、正直深夜にスーツケース持った人間がいると非常に目立つしカモにされやすい状態であった。

もしものことを考えて警戒心強で僕の前を過ぎて行く人の動向を注視していた。過去にサイフを盗られた苦い関係のあるテルミニ駅。今回は絶対盗られない!という強い意志は現地を出国するまで持ち続けていた。

前回と比べると明らかに意志が強くなっているように感じたけど、油断せずにじっと待つ…

そして、友人のマルコは車で僕の前に現れた。

無駄に背が高い。…そして彫刻のような顔立ち。

なぜかわからないが親近感を感じた。

もう一人は彼の10年来の友達マッティア。

車のバックライトが一つ破損していたが、こんな状態でも公道を走れるのがイタリアである。

そして、一杯やりに近くのバーへ連れて行ってもらい少し会話をしたあと彼の自宅へと向かった。

が、道中警察に止められる。

どうしたんだと尋ねると、バックライトが破損しているからだと。

当たり前だろ。

バレなければバレるまでそのままにするのがなんとも面白い。

別日では車体の後ろが事故ったんじゃないかってくらいボッコボコ壊れていてもなお走っている車もあった。

色々と好奇心を煽るようなことをするのはやめてほしい。

10分から20分後僕らは解放され、やっと帰路につくことが出来た…

2日目へと続く。


閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page